精密板金を知ろう!

板金加工のコツと勘所。発注先はどう選ぶ?

皆さんはじめまして、閲覧頂きありがとうございます。

筆者のY です。

簡単に経歴を申しますと、大阪の試作加工の会社で精密板金加工に従事して今年で10 年目です。

レーザー加工、ワイヤー加工、プレス・ブレーキプレス加工、溶接加工、フライス、旋盤等を一通り経験した後、現在はお客様と打ち合わせをしながらCAD/CAM で加工プログラムを作製しています。



このコラムでは現場目線から板金加工のコツや勘所を伝え、設計者の皆様にお役立て頂けたらと思います。

板金加工とコスト

さて、第1 回目ですが『発注企業による特色の違いで板金加工はコストが変わる』です。

普段業務をされていて、発注の際は馴染みの板金加工業者が存在しているかと思います。

または購買に当たる部署を通じて発注しているメーカーさんもありますね。

その会社がどのような設備を保有し、どのくらいの規模で運営されているかご存知でしょうか?

切削加工よりも設備の内容によって特色が出やすくなるのが板金加工です。

形状のブランク加工をとっても、タレパン(タレットパンチプレス)加工、レーザー加工で行うかで品質やコストが変わってきます。

レーザーカッターでの加工

また単純な曲げ加工だけを専門に行なっている会社に複雑な曲げ加工を依頼すると、金型からの手配になってしまいそれだけ見てもコストアップに繋がってしまいます。

設備が変わると工法が変わり、工法が変わると金額が変わります。

その為相見積もりを取っても金額のばらつきが多いのが板金加工の悲しい所です(笑)

餅屋の「餅」は種類がある?!

餅は餅屋でもどんな餅を作りたいのか。

板金加工業者の特色を理解して頂くこともコストダウンに繋がります。

また展示会を利用して情報を仕入れることも有用です。

その際はぜひ図面を持参頂き安く作る方法を聞いてみてください。

以上、4 月展示会に出展するのでいっぱいご来場頂きたいY からでした。

アートウインズ・シートメタル株式会社 橘



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